たとえ話で理解する量子の世界(2) — 「観測」

量子の世界での「観測」の話です。

量子bit=qubitの状態は、二つの数字で表されるという話をしました。それを二つの状態の「重ね合わせ」と言います。それが、qubitの大きな特徴です。https://www.marulabo.net/podcast/q-state/

ところが、「観測」を行った途端に、「重ね合わせ」の状態は消失してしまうのです。

例えば、現在、アメリカ人がどの大統領候補を支持しているかという「状態」を考えてみましょう。現時点に限れば、それは一つの「状態」です。それは、共和党候補支持と民主党候補支持の「重ね合わせ」だと考えることができます。

この例で「観測」するというのは、具体的には、一人ひとりのアメリカ人に、どの候補を支持しているかを聞くことです。そうしてみると、目の前にいるアメリカ人は、どちらかの候補を支持していることがわかります。そこでは「重ね合わせ」は、消えています。